道具選びはワクワクする。
バックパックにこだわりの道具とロマンを詰め込んで歩く。
索引
バックパック
モンベル アルパインパック50 +トップリッド (旧モデル)
軽くて丈夫な登山向けのバックパック。強度的にも安心して使えた。購入前はどのくらいの容量がよいか悩んだが、結果的に50L+トップリッドでちょうどよかったと思っている。
いわゆる一気室タイプのバックパックでありメイン荷室内に仕切りがないため、荷物の仕分けや重心の調整、取り出しやすさの面で複数気室タイプの製品より劣ると言われているが、自分はこの製品以外に本格的なバックパックを使ったことがないので不便は感じなかった。
特筆すべき機能はアクアバリサックと呼ばれる防水の内袋。どんな雨が降っても寝袋や衣類が濡れないのはとても嬉しい。
太くて硬さのある腰当てがついている。装備の合計重量10-12kgほどになるので、このようなしっかりとした作りの腰当てがあり荷重の分散が調整しやすいことは、歩きやすさに直結する。同じアルパインパックでも小さなモデルでは簡易的な腰当てになっているようだ。
旅の出発時には別売りのトップリッドを持っていなかったが、よく使う小物の取り出しやすさを考えて途中で購入した。現行モデルは最初からトップリッドがついているようだ。
テント
モンベル ステラリッジテント1
軽くて丈夫な登山向けのテント。テント本体とレインフライ、グラウンドシートを合わせてもほんの1.5kgだ。
他のメーカーからUL(ウルトラライト)を謳うもっと軽いテントも出ているが、信頼性も加味してこの製品を選んだ。60-70回このテントに宿泊した今では第二の家のように感じる。
スペースは必要最低限という感じだ。足元にバックパックを置くと身長167cmの自分が寝るにも少し斜めに避けてあげなければいけない。一方で高さは少し余裕があり、コツを掴めば着替えなども不自由なくできる。
寝具
モンベル シームレスダウンハガー900#5(旧モデル) + キャンプシーツ + 山旅ULテントマット160cm
4月から8月ごろの使用を想定して寝袋は3シーズンのできるだけ軽いものを探した。このモデルは使用可能温度5℃、快適温度9℃のものだ。実際に使っていると正にスペック通り、10℃を切る春の朝は快適ではなかった。逆に6月に入り気温が上がってくると、掛け布団のように使う時もあった。なんといっても500g以下の軽さが魅力だ。
汚い体で寝袋に入る日もあるわけだが、ダウンが入っている寝袋はそう簡単には洗えない。そこで寝袋内に二重にする形で使うシーツを使った。寝袋自体が汚れてしまうのを防ぎ、週に1度シーツを洗濯乾燥すれば清潔に気持ちよく寝られる。
テントマットは探した中で最軽量の山旅ULテントマットだ。クローズドセルマットと呼ばれるタイプで壊れる心配がない。濡れる心配もないのでバックパックの外側、トップリッドに挟む形で取り付けていた。
ウェア
Tシャツ + 短パン + アームカバー + レッグカバー + 帽子 + サングラス
衣類を選ぶ基準は軽くて乾きやすいことだ。シャツとパンツはユニクロの薄いものを選んだ。Tシャツや下着類は各5枚ずつ、短パンは2枚持っていれば極端に不潔になることはないだろう。たくさん持てば洗濯の頻度を減らせるが、重さが増えてしまう。
アームカバーとレッグカバーは日焼け対策のために必須。暑い日にはじゃぶじゃぶ水をつけて気化熱で涼むこともできる。
帽子は日除け兼雨よけだ。時間帯によっては数時間日陰に出会えないこともある。自分は傘を持たないスタイルだったので、帽子が傘でもある。ゴアテックス素材のものであれば多少汗を逃がしてくれるが、夏の昼は結局ぐっしょり濡れる。
サングラスは紫外線から目を守ってくれるし、良好な視界は安全性を向上させる。偏光レンズを使ったサングラスは水面の反射を抑えてくれるので川を渡る時に魚がよく見える。
レインウェア
モンベル レイントレッカージャケット + レインハイカーパンツ
軽くて丈夫なレインウェア。
レイントレッカージャケットはポケット付きで200g以下。
レインハイカーパンツにはポケットがついていない。こちらも重さは200g以下。
雨の日もある。雨に濡れると体力が奪われるし重くなる。レインウェアを着ても濡れる時は濡れるが、2-3mm/hくらいの雨までなら平気で歩ける。むしろ涼しくて嬉しいくらいだ。
寒い日にはウインドブレーカーとして防寒着的に着る。
折りたたみ椅子
モンベル L.W.トレールチェア 26
ものすごく軽い折りたたみ椅子。
旅の出発時、「椅子は重さになるのでいらない」「疲れたら段差など適当なところに座ればいい」と思っていた。雨の日や田舎道では腰を下ろす場所がどこにもなく、休憩をしようと思い立ってから座れる場所を見つけるまで1時間ほど歩くこともあった。歩き旅で椅子は必須だと思う。
この椅子はたったの345gだ。バックパックのサイドポケットに差し込んでおけば、いつでもどこでも休憩所に早変わりする。田舎道では歩道の真ん中で休むこともできる。
最高の座り心地とは言えないが、足を休めて先に進むためには欠かせない、お気に入りの道具の一つだ。
ツール・小物類
取り出しやすいトップリッドに入れるツール・小物
- 防水バッグ
- 水バッグ
- 塩タブレット
- マスク
- ヘッドライト
- ビクトリノックスマルチツール
- モバイルバッテリー + ケーブル類
- 虫除けスプレー
- イヤホン
- カードケース
- 鎮痛剤
- トイレットペーパー
風呂・洗面道具
- 石鹸
- シャンプー
- 手拭い
- 歯ブラシ
- カミソリ
- 毛抜き
- ハサミ
- 綿棒
- 爪切りセット
- 化粧水・日焼け止め
使用頻度の低い小物類
- SAWYER マイクロスクイーズフィルター
- エマージェンシーブランケット
- カイロ
- 睡眠薬
- 洗濯バサミとロープ
- 衣類用洗剤