2日目

日付2024年4月16日(火)
天候晴れ時々曇り
気温23 / 15℃
出発8:20 鹿児島県日置市伊集院町大田こもれびの森キャンプ場
到着15:30 鹿児島県いちき串木野市
宿泊地タイプ公園
歩行距離17km (累積37km)
歩数74,462歩 (累積112,227歩)
5:45 ホトトギスの声で自然に起床。寝ている間に蚊が気になって何度も起きた記憶がある。5カ所も10カ所も刺された気がしたが、半分は夢だったようだ。実際に起きて確認してみると2-3カ所であった。
寝袋はそんなに濡れていないが、靴が湿っているのでどうしたものか悩む。濡れたまま歩くと靴ずれになってしまう。
さて、朝やらなければいけないことは、テントと靴をできるだけ乾かし、朝食を食べ、歯を磨いて体を拭くことだ。
テントを出ると少し肌寒いが、朝一番でこの気温であれば今日の天気は心配なさそうだ。
マイクロファイバータオルでテントを拭いてみる。タオルを絞って何度も拭くが、まだぐっしょりと濡れている。体感で60%くらい水分を拭き取れた気がする。こんなところで諦めておこう。木の枝に干してみて少しでも乾いてくれることを願う。
貸切状態の炊事場でコーンスープとコーヒー、パンを取り、朝食とする。
身だしなみを整え、8:00ごろパッキングまで完了した。朝の準備でこんなに時間がかかるとは予定していなかった。早く慣れて手際良くならなければ。

8:20こもれびの森キャンプ場を出発。10分ほどすると日が出てきて、暑く感じるくらいになってきた。早速レインジャケットを脱ぐ。里山を歩いていると、昨日の疲れがまだ残っているのを感じる。
歩いている間は頭の中にしか暇つぶしがない。昨日に続いて孤独を感じる。こんな時に恋しく感じるものが自分の人生で大切なものかもしれない。早く帰るには歩くしかない。歩こう。

11:00コンビニで今日3度目の休憩。昨日と比べて明らかに疲れるのが早くなっている。今日はいちき串木野市に向かう。距離は短いが遠い道のりに感じる。なんとか辿り着いて風呂や洗濯を早めに済ませよう。明日のためだ。

次の集落で昼食を食べようと考えながら歩いていると、途中で特産品直売所を見つけた。昼食はここで調達することとする。
お店のおばちゃんに激励を受けながら食糧を選び、ちらしとふくれ菓子を購入。店先のテーブルでいただく。ちらしのたくあんが特に美味しかった。
店の看板に「おじゃったもんせ」という言葉を見つける。聞いたことのない言葉だ。ネットで調べると、「いらっしゃいませ」の意味で、鹿児島県の中でもこの辺りの方言だそう。
昼食後もひたすら歩くが、およそ30分おきに自然と足が動かなくなる。10分ほど休憩してはまた歩き、キャンプ地に向かう。
途中、この辺りの特産品らしい蒲鉾屋さんがあったので立ち寄る。1番売れるという薩摩揚げを買った。

14:30キャンプ地に到着。出発時に想定した通りの時間だ。
早く銭湯に入りたい気持ちを抑えて、太陽が出ている間にテントや寝袋を干すことにした。広場でお店屋さんのように道具を広げると、ほんの20分ほどでテントも寝袋もカラカラに乾いた。太陽の力は偉大だ。今日の疲労は湿気の重さを背負ってきたこととも関係あるに違いない。今後雨に濡れた時は、多少出発時刻を犠牲にしても靴やテント、寝袋をしっかり乾かすようにしよう。
銭湯に行く前に宿泊地の下見をする。猫が多い。とても広くて人は少なく、トイレも水場もある。野宿には理想的に見える。

15:30銭湯に入る。一言ことわって携帯の充電をさせてもらい、入念に体と頭を洗う。湯船では自分なりに脚をマッサージしてみる。あとでやり方を調べてみよう。
風呂を上がって宿泊地に戻り、コーラを飲む。100m以上の上空を飛ぶ鳥の群れを見つける。札幌では見たことがない鳥だと思うが、もしかしたら自分が気づいていないだけなのかもしれない。
初めての洗濯をしてみる。2日分の服で30分ほどかかった。テントを張ったらロープで干してみよう。

17:00地域放送のチャイムが流れる。曲は「からす」だ。昔地元で同じく5時に鳴っていた「遠き山に日が落ちて」を思い出す。
明日のキャンプ地候補を確認する。明日はここからおよそ20kmの河川敷に向かおう。河川敷なので堂々とキャンプができるし、Googleマップの写真を見るとトイレもありそうだ。
日が傾き始め、テントを張る場所を決める。ベンチがあり海の見えるいい場所を見つけた。地元の人を怖がらせたくないので、暗くなるまで待ってからテントを張ろう。まずは夕食だ。
夕食は昨日の残りのパンと先ほど買った蒲鉾だ。立派なメニューではないが、ピクニックのようで美味しく感じる。

すっかり暗くなるまで妻と電話をしていると、自分が数十匹のフナムシに囲まれていることに気がつく。無害のはずだがドキッとし、会話を切り上げて移動する。少し離れたところに虫の少ない場所を見つけたのでそこにテントを張る。洗濯物を干したらあとは寝るだけだ。
雨の降らない野宿は快適だ。

食事

朝食

昼食

夕食

見つけたもの

門司まで362km

日本一努力している海鮮寿司

直売所香楽館

ふさふさしてなんとも柔らかそうな小麦

この辺りでは蒲鉾はつけあげと呼ばれる

くつろぐ猫

野宿

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